PC・スマホを公共の場所で操作するときにプライバシーフィルターをつけていますか?
今日はそんな問いかけです。
プライバシーフィルターってなに?
左右からの「のぞき見」を防止するためにPCやスマホに貼り付けるフィルムです。
※中には上下からも考慮されているものもあります。
公共の場所でのPC・スマホの使用時の情報流出を低減させることができます。
利用してみると分かりますが、左右(上下)からみると画面が真っ黒になります。
簡単にできる「のぞき見」
ではなぜプライバシーフィルターがあるのか。
それはショルダーハッキングと呼ばれるような「のぞき見」が簡単にできてしまうためです。
カフェ、セミナーや電車内など、公共の場で確認してみてください。
結構、重要な情報をさらけ出している方々がいらっしゃいます。
情報流出がビジネスに与えるインパクト
ビジネスの大小に関わらず個人情報を漏洩してしまった場合、個人情報保護法違反になります。
いろいろな段階を踏むので「即アウト!」にはなりませんが、何らかの対応をすることになるため、既存ビジネスの進捗に影響が出る可能性があります。
損害賠償やら謝罪金などの負担もありえるかもしれません。
「情報流出事例」などのキーワードで影響をみてください。
個人で出来るちょっとした「のぞき見」対策
個人で出来るちょとした情報セキュリティ対策を書いておきます。
完璧な対策は無いものの意識するだけで変わります。
「絶対に俺の背後に立つな」
「絶対に俺の背後に立つな」ゴルゴ13の名セリフです。
実際にはっきりとは言っていないみたいだけど…
で、何が言いたいかというと、公共の場でPCやスマホを操作する時は周りに気をつけようということです。
やはり基本的に公共の場では操作しないのが正解でしょう。
今の画面は非常に綺麗で鮮明です。
セミナーなどだと後ろから前の席なら難なく見えます。
電車などでシートに横隣りに座った場合の距離でも問題なく見えてしまうのです。
カフェでドヤるときは壁を背に
とはいえカフェなどで作業をすると気分転換になったりします。
その効果はあると思いますので、情報漏えいを気にせずドヤる時は壁などを背にすることです。
そうすることによって「のぞき見」のリスクが少なくなります。
それでもやっぱりプライバシーフィルター
壁を背にしても横に座られたら見えてしまう可能性が大きいです。
やはりプライバシーフィルターをつけるのが一番でしょう。
僕の体験談
まだ普通の会社員だった頃のことです。
アメリカから来ているエンジニアたちと仕事をする機会がありました。
職人芸ではないですが、他人の操作が非常に有益なので、普段から近くにいて操作をみていました。
当時は自社のデーターセンター内の一角です。
そしてとある時、とあるエンジニアがtelnetを利用して本国のサーバーにアクセスしtalkで会話をしているときでした。
何気なく普段と同じように後ろにいたら「俺の背後に立つな」と言われたのです。
いやぁゴルゴ13を思い出しました。
のと同時に、僕のセキュリティについての何かが変わったのを感じました。
そして今日の出来事
今朝(2019/5/29)、京浜東北線下りの車内で大手電機メーカー系グループ社員と思われる方がPCを開いていました。
大手電気メーカー系グループ社員と書いているのは、PCとストラップのロゴがそれだったからです。
その方のPCはプライバシーフィルターも無く、大変良く画面が見える状況でした。
僕は近眼で、普段はメガネを掛けていないので、詳細までは見えません。
が、それでもだいたいは見えます。
写真も撮ろうと思えば撮れてしましますしね。
で、その方、何をするかというとメールを開いて、エクセルを開いて、いろいろ作業するではありませんか。
その情報といったら…
サーバーの・・・
決済か稟議の・・・
これらの情報には、おそらく会社の電話番号や、顧客などの情報もどこかに記載されていたことでしょう。
当然、情報セキュリティに関する教育は受けているはず。
交通事故ではないですが、ヒヤリハットするような状況だけは避けたいと思いました。