ドローンをやろうと思った切っ掛けがカメラでは撮れない画を撮りたいから。
(レースもしたいけど、もう少し先ね)
魅力はやはり高い視点からの動画撮影だろう。
まだはじめたばかりだが富士五湖を巡って富士山を空撮するツアーに参加することになった。
そこで動画撮影について基礎知識をインプットしている。
その中で動画撮影のフレームレート設定における最大の勘違いがあることを知った。
それはフレームレートは大きい方が良いということ。
ずっとそう思っていた。
動画のフレームレートはパラパラ漫画に例えられる。
確かにそうだ。
1秒間に表示する画の数だからである。
ただ、この画は静止画ではないフレームというものである。
個人的な解釈だが、静止画に時間を加えたものがフレーム。
だからフレームには動きがある。
一般的にはブレと表現されているが、いわゆる手ブレとは違い動きのある画という認識。
では、まずフレームレート標準から。
先にも書いているが1秒間にどれだけフレームを入れるか。
通常使われるフレームレートは、数字的にはサイレントフィルムの時代から大きくはなっていない。
フィルムからデジタル化された今でもあまり変わらないのだ。
この辺りは面白いところである。
さて本題。
- 24fps :サイレントフィルムは 16fps で作成されていたが、音声を組み合わせる際の最適な fps として統一され現在に至る
- 25fps :電力周波数が50Hz地域
- 30fps :電力周波数が60Hz地域のテレビ由来、24fpsだとチラつきがあるため 30fps を採用
- 60fps :最新のゲームなど
だから映画のような作品にしたいなら 24fps で、テレビ向けでも 30fps あれば一般的には問題ない訳である。
で、ここで勘違いが発生していた。
パラパラ漫画なんだからフレームレートが大きい方が良いと。
1秒間で表示する画の数だからシャッタースピードは最長 1/フレーム数 となる。
24fps なら 1/24 になる。
60fps なら 1/60 となり、24fps より短くなる。
それぞれのフレームレートで設定できる最長のシャッタースピードで撮るとどうなるか。
1/60 より 1/24 の方が、フレームの画に動きがあるのが分かるはずである。
この動きのあるフレームをつなぎ合わせることによって、なめらかな動画になる。
手持ちの iPhone Xs だと 4K で 24fps、30fps、および 60fpsまで設定がある。
さらにスローモーション撮影の設定があって、 FHD で 120fps と 240fps とがある。
高フレームレートはスローモーション用に使うのが一般的なようだ。
通常の撮影であれば 24 – 30fps で良いのだろう。
動画の対象物の動きが早い場合、 60fps などで撮ると良さそうだ。
本当に基本的なところをインプットしたので、屋外で動画の試し撮りをしたくなった。
さて、どんなことになるだろう。
楽しみだ。